<?xml version="1.0" encoding="euc-jp"?>
<rss version="2.0">
   <channel>
      <title>今月のシアター・レビュー</title>
      <link>http://theatre.25today.com/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
      <lastBuildDate>Sun, 10 Aug 2008 23:36:53 +1000</lastBuildDate>
      <generator>http://www.sixapart.com/movabletype/?v=3.2-ja-2</generator>
      <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 

            <item>
         <title>Opera Australia</title>
         <description><![CDATA[<table align="left" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/08/NA0808_THEA_L1.jpg" width="300" height="200" hspace="10" vspace="5" align="left" />
</table>
<font size="3"><strong>Opera Australia</strong></font>

2008年のオペラ･オーストラリアは、ただいま冬公演の真っ最中。今回は、7月に開幕し好評公演中の2作品「ドン･ジョヴァンニ」と「オテロ」を紹介する。前者がドンファン＝片端から女に手をつけるプレイボーイ、つまり女たらしのお話で、後者は英雄が妻を愛するあまりに嫉妬にかられて自滅する、という両極端な男たちが主人公のオペラだ。
　近年、シドニーのオペラはますます一般庶民に愛されるようになった。演目にもよるが劇場には若い人が目立ち、オペラを楽しむ層が広がったようだ。7月はWYD（世界青年の日）がシドニーで開かれた時期と重なったため、観客の中には神父さんや若いカトリック巡礼者の姿も目にすることができた。気軽に楽しめるのがシドニーのオペラのいいところ。今が熱い冬公演にぜひお出かけを。<br clear="all">

<hr>

<table align="left" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/08/NA0808_THEA_L3.jpg" width="236" height="250" hspace="10" vspace="5" align="left" />
</table><strong><font size="4">Don Giovanni<br>
「ドン･ジョヴァンニ」</font><br>
<font size="3">セクシーなドン･ジョヴァンニが魅せる、
斬新な新バージョン</font></strong>

征した女性は2,000人などと自称する好色貴族のドン･ジョヴァンニ。舞台では3人の女性を誘惑するが、どうもうまくいかない。そんな光景を天才モーツァルトが作曲、ドラマ性に優れた音楽で魅了する。 
　初演が1787年とはいえ、今回のオペラ･オーストラリア制作バージョンは極めて現代風。ハンガリー出身の若手バリトン、ガボール･ブレッツが主役のドン･ジョヴァンニをセクシーに演じれば、麻薬を使用したり、シャワーを浴びるなど、挑発的なシーンが満載だ。超モダンなセットと照明が舞台を効果的に盛り上げ、時代物の作品を思い切って現代風にアレンジして成功している。エルケ･ネインハート演出による新バ
ージョンは前評判通り、斬新でセンスが光る作品と言える。  
<table align="right" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/08/NA0808_THEA_L2.jpg" width="198" height="250" hspace="10" vspace="5" align="right" /></table>◆あらすじ 　
　騎士長（Jud Arthur）の娘、ドンナ･アンナ（Rachelle Durkin）の寝室に忍び込んだドン･ジョヴァンニ（Gabor Bretz）は、見張りに気付かれあわてて逃げ出すはめになり、駆けつけた騎士長と争っているうちに、誤って殺害してしまう。父を殺害されたドンナ･アンナと婚約者のドン･オッターヴィオ（Henry Choo）は復讐を誓う。別の女性の誘惑に忙しいジョヴァンニは反省などする気もない。路上で声をかけた女性は、以前に誘惑して捨てたドンナ･エルヴィーラ（Catherine Carby）だった。次に狙うのは農夫マゼット（Richard Anderson）と婚礼の祝宴をあげようとしている村娘のツェルリーナ（Amy Wilkinson）。誘いをかけるがあと1歩のところでうまくいかない。殺した騎士長の墓地の前で従者レポレロ（Joshua Bloom）と話していると、騎士長像から叱責の声が聞こえる。ジョヴァンニは石像を晩餐会に招待する。本当にやって来た石像に改心をせまられるがそれを拒否し、ジョヴァンニは石像とともに地獄へ落ちて行く。 <br clear="all">

<hr>

<table align="left" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/08/NA0808_THEA_L4.jpg" width="300" height="239" hspace="10" vspace="5" align="left" /></table><strong><font size="4">Otello  「オテロ」</font><br>
<font size="3">ドラマチックな音楽で息もつかせぬ展開</font></strong>

シェークスピア原作の悲劇をオペラ化したヴェルディの傑作。シェークスピアの劇は難解さが先行しがちだが、オペラ「オテロ」は字幕がシンプルな英語であることと、とにかく始めから終わりまで独唱、重唱、アンサンブル、合唱など、ヴェルディの音楽が結集され、ダイナミックな音楽と豪華な歌手たちの歌がたっぷりと楽しめる。 
　初演は1887年ミラノ、今回の公演は2003年に初めてオペラ･オーストラリアで公演されたオペラの再演。
　時代は1930年代、アール･デコ風の舞台で、オテロが部下の陰謀に翻弄されていく様や、嫉妬に目がくらみ妻への疑心に苛まれる心の葛藤をドラマチックに描いている。それだけに主役にはドラマチックな声と表現力が要求されるところ。ウエールズ出身のテノール歌手、デニス･オニールがこの大役を堂々とこなしている。また、妻のデズデモーナを演じるソプラノのシェリル･バーカーと、オテロの失墜を狙う部下のヤーゴを演じるテノールのジョナサン･サマーズにも注目したい。この2人は実生活で夫婦であり、ともにオペラ･オーストラリアを代表する素晴らしい歌手である。 
　洗練された仕上がりのオペラ･オーストラリアの「オテロ」、シェークスピアの原作より入りやすいかもしれない。 
<table align="right" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/08/NA0808_THEA_L5.jpg" width="199" height="250" hspace="10" vspace="5" align="right" /></table>
◆あらすじ 
　ベネチア軍を率いたムーア人将軍オテロ（Dennis O'Neill）は艦隊を率いて凱旋。オテロに悪意を抱く旗手のヤーゴ（Jonathan Summers）は、かねてからの企みを実行して、オテロの妻であるデズデモーナ（Cheryl Barker）が副官のカッシオ（Kanen Breen）とあやしい仲だとオテロに思い込ませる。巧みにオテロの嫉妬心をあおるヤーゴ。嫉妬に目がくらんだオテロは次第に自制心をなくし、ヤーゴの操るままとなる。妻の不貞を信じたオテロは自らの手で妻を締め殺すが、すべてがヤーゴの陰謀だと知り、短剣で自害する。 <br clear="all">

<hr>

<strong>information </strong>
『Don Giovanni』 
▼上演時間：3時間（20分休憩1回を含む）、歌イタリア語（英文字幕付） 
▼上演日時：8月7･9･15･21･23日7:30PM、マチネ8月26･29日、9月3･5･10日1PM 
『Otello』 
▼上演時間：2時間45分（20分休憩1回を含む）、歌イタリア語（英文字幕付） 
▼公演日時：8月2･8･13日 7:30PM、マチネ16日 1PM 
▼会場：シドニー･オペラ･シアター（Sydney Opera Theatre, Sydney Opera House） 
▼料金：特別席$240（$246）、A席$190（$196）、B席$135（$140）、C席$99（$102）D席$65（$67）、カッコ内は土曜夜の部 
▼チケット予約Tel：(02)9250-7777 
★Web: <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/08/opera_australia_2.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/08/opera_australia_2.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Sun, 10 Aug 2008 23:36:53 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>The Phantom of the Opera  オペラ座の怪人</title>
         <description><![CDATA[<table align="left" style="border:solid 10px #ffffff">
<img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/07/NA0807_THEA_L1.jpg" width="300" height="200" hspace="10" vspace="5" align="left" />
</table>
<strong>メガ･スケールで描く<br>
哀しく美しいラブ･ストーリー</strong>

キャメロン･マッキントッシュ＆
リアリー･ユースフル･グループ
制作
アンドリュー･ロイド＝ウエバー作曲
チャールズ・ハート作詞

　1986年10月、ロンドンのハー･マジェスティーズ･シアターで開幕、空前の大ヒットとなった『オペラ座の怪人』。18カ月間のロングラン興行を記録したロンドン公演後には、オリジナル･キャストがブロードウェイのマジェスティック劇場で長期公演した。以降、世界各国での公演が展開、124都市で8,000万人の観客が訪れたという、ミュージカルの中では最大級のヒット作品である。その背景には、「キャッツ」「ジーザス･クライスト･スーパースター」「エビータ」など数々のミュージカルを世に送り出した作曲家アンドリュー･ロイド＝ウエバーをはじめ、若手作詞家チャールズ･ハート、演出は「キャバレー」や「スウィーニー･トッド」「エビータ」を手がけたハロルド･プリンス、振り付けはミュージカルやオペラなどで幅広く活躍するギリアン･リン、豪華な衣裳や大掛かりな舞台は故マリア･ビョーンソンという超一流の面々が結集したことがある。衣裳230点、舞台22セット、キャンドル数281本、キャスト＆オーケストラ奏者130人という超豪華なまさにメガ･ミュージカルの先駆け。7つのトニー賞を含む、計50以上の賞に輝いた作品でもある。 <table align="center" style="border:solid 10px #ffffff"><img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/07/NA0807_THEA_L4.jpg" width="146" height="200" hspace="10" vspace="5" align="right" /></table> 　　そのオリジナル･プロダクションによる『オペラ座の怪人』は、オーストラリアでは11年前に上演されて以来の再演。既にブリスベンとメルボルン公演を終え、シドニーでは5月15日に開幕、前売りだけで1,000万ドルを売上げるという順調な滑り出しを見せている。
 　主役の怪人を、オペラやミュージカルで活躍するオーストラリア人歌手のアンソニー･ワーローが11年ぶりに演じるほか、キャストにはオーストラリア人を多く起用している。ワーローは、ドラマチックな曲に負けない声量だけでなく演技にも優れ、強烈な印象の怪人役を好演。怪人が密かに愛する娘クリスティーンには、同じくオーストラリア人歌手アナ･マリーナ。「音楽の天使」すなわち怪人がクリスティーンに歌のレッスンを行う時、極限に近い高音で歌わせる場面での声が聴き所。持ち前の透明感ある美声で可憐なクリスティーンを描く。 
 「ミュージック･オブ･ザ･ナイト」「オール･アイ･アスク･オブ･ユー」「音楽の天使」「オペラ座の怪人」など数々の名曲が散りばめられ、感動を覚えるその哀しくも美しいストーリー展開、そして圧倒される豪華な舞台や衣裳と、ミュージカルに不可欠な要素がすべてそろった作品と言える。9月14日まで上演中。 
<table align="left" style="border:solid 10px #ffffff"><td width="138"><img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/07/NA0807_THEA_L5.jpg" width="138" height="200" hspace="10" vspace="5" align="left" />
</td><td width="300"><img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/07/NA0807_THEA_L2.jpg" width="300" height="200" hspace="10" vspace="5" align="left" />
</td></table>

<strong> ◆あらすじ </strong>
　1911年のパリ･オペラ座。劇場で使用された品々がオークションにかけられている。集まった人たちの中には当時を知る、車椅子に乗ったシャニュイ子爵（ラウル）もいた。彼は懐かしい音楽を奏でる猿のオルゴールを落札。次の品、巨大なシャンデリアを覆っていたべールが取り払われて明かりが点くと、パイプオルガンの奏でる壮厳な音楽とともに、シャンデリアは揺れながら頭上高くあがっていく。時は50年前にさかのぼる。 

　第1幕―19世紀中期、パリのオペラ座。劇場では怪人の仕業とされる謎の事件が続いていた。オペラ「ハンニバル」でプリマドンナの代役を務めることになったコーラス･ガールのクリスティーン（Ana Marina）は密かに亡き父の贈り物、「音楽の天使」に歌のレッスンを受けていた。舞台は大成功を収め、幼なじみのラウル（Alexander Lewis）とも再会を果たす。その夜、「音楽の天使」が現れ、クリスティーンはオペラ座の地下にある彼の隠れ家へ連れ去られる。「音楽の天使」と名乗ってクリスティーンに歌を教えていたのは、愛するクリスティーンをプリマドンナにして自作の歌を歌わせたい、オペラ座に住む怪人（Anthony Warlow）だった。仮面を取って正体を知ったクリスティーンは怪人に同情する。一方、地上に戻ったクリスティーンはラウルから求婚され、嫉妬する怪人。その後、数々の奇怪な事件が起こるようになる。
<table align="center" style="border:solid 10px #ffffff"><img alt="シアターレビュー" src="http://top.25today.com/upload/2008/07/NA0807_THEA_L3.jpg" width="300" height="200" hspace="10" vspace="5" align="left" /></table> 　第2幕―仮面舞踏会に仮装した怪人が現れる。自作の新作オペラ「ドン･ファンの勝利」の楽譜をオペラ座の支配人に渡し、クリスティーンが主役を演じるように要求する。舞台初日、途中でドン･ファン役が怪人に入れ替わったことに気付いたクリスティーンはデュエットの途中で彼が被っていたフードをはぎ、舞台は大混乱となる。怪人は再び彼女を連れ去り隠れ家へ逃亡、彼女に結婚を迫る。そこにクリスティーンを救いに来たラウルが現れるが、怪人に首に縄をかけられてしまう。怪人はクリスティーンに「僕をとってラウルを助けるか、拒絶してラウルを失うか」の選択を迫る。横暴な怪人のやり方に絶望するクリスティーンの選んだ道は…。 

information 
▼会場：リリック･シアター（The Lyric Theatre, Star City） 
▼日時：火〜土8PM、マチネ水1PM、土2PM、日3PM 
▼料金：A席＄104.90〜＄109.90（水１PM公演＄89.90）B席＄79.90 
▼予約Tel：1300-795-265  
▼Web: <a href="http://www.thephantomoftheopera.com.au" target="_blank">www.thephantomoftheopera.com.au</a>、<a href="http://www.ticketmaster.com.au" target="_blank">www.ticketmaster.com.au</a>（Ticketmaster） 
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/07/the_phantom_of_the_opera.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/07/the_phantom_of_the_opera.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Wed, 09 Jul 2008 12:41:16 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>QED ほか</title>
         <description><![CDATA[<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/06/N806_THEA_H01.jpg"  align="left" />

<strong>風変わりな天才物理学者の1日</strong>

　1965年にノーベル物理学賞を受賞したリチャード･ファインマン。88年に癌で没するまで、量子電磁力学（QED）の発展に寄与し、ユーモラスな逸話を数多く残すなど多くの人を魅了した彼は、原爆開発のマンハッタン計画にも参加した20世紀の偉大な物理学者の1人として知られている。『QED』は、すべてが極めて順調と思われたファインマンの人生が激変する1日を描いた、実話に基づくピーター･パーネル原作の劇だ。
　舞台はある土曜の午後、カルフォルニア工科大学にあるファインマンの研究室で始まる。　
　ロシアからやって来る研究員の接待について、電話で友人と熱心に話し込んでいるファインマン。話し終え、“What we know”という題で講義をする準備に取りかかるが、また電話が。それは、脳に癌細胞が発見されたという医者からの知らせの電話だった。動揺して考え込む彼の元に、生徒の1人である女学生ミリアム･フィールド（Ivy Mak）が訪れる。夜、パーティーを終えて研究室に戻ったファインマンは、医者から癌検査の精密結果が良くないことを告げられる。1度は手術しないことを決めた彼だったが、ミリアムとの出会いに勇気付けられ、ついには手術をする決心をする。
<br clear="all">
<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/06/N806_THEA_H02.jpg"  align="left" />

　この作品は、アメリカではアラン･アルダ主演で大好評を得た劇である。ミリアムという生徒が登場するものの、ほぼ1人芝居に近い設定は、観客に物理学的思考を迫る一方、天才的物理学者として脚光を浴びたファインマンの、１人の人間としての側面を効果的に描写している。主演のヘンリ･ゼップ（Henri Szeps）は、優れた学者、妻を亡くして寂しい夫、ボンゴを叩き奇抜な格好でパーティーへ出かけて楽しむ人、女学生のミリアムに異性を感じる男性、そして死に直面する動揺する人、というファインマンのさまざまな側面を見事に演じている。

information

▼会場：アンサンブル･シアター（Ensemble Theatre, 78 Mcdougall St., Kirribilli）
▼日時：〜6月28日、火〜金8:15PM、土5PM、8:30PM、日5PM、木11AM 
▼料金：$38〜$62 
▼予約Tel: (02)9929-0644
▼Web: <a href="http://www.ensemble.com.au" target="_blank">www.ensemble.com.au</a>
<br clear="all">

<br>

<strong>Death of a Salesman セールスマンの死</strong>

<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/06/N806_THEA_H03.jpg"  align="left" />

<strong>人間の悲劇を描いたアーサー･ミラーのクラシック</strong>

　20世紀の一大劇作家、アーサー･ミラーの傑作にして不朽の名作、『セールスマンの死』。1949年、ピューリッツァー賞を受賞したこの作品はアーサー･ミラーの劇作家としての地位を確立しただけでなく、第二次大戦直後のアメリカの一家庭を描きながら60年経った現代でも人々の心に訴え続けている。
　オーストラリアでは10年前に、アンサンブル劇場でサンドラ･ベイツ演出による『セールスマンの死』が公演され絶賛を浴びた。今回も同氏の演出で、キャストを新たに制作されたもの。主役のセールスマン、ウイリー･ローマンにはショーン･テイラー（Sean Taylor）、妻のリンダにはジャッキー･ウェーバー（Jacki Weaver）と、実生活で夫婦の2人が演じている。
<br clear="all">
　物語は、かつては有能だったセールスマンが老いて仕事に行き詰まり、ローンの支払いにも窮するようになる。息子たちとの仲もうまくいかず、そんな様子を心配する妻を思いやるウイリーのせつない気持ち、そして不器用な彼が最終的に選ぶ道は…というストーリー。社会の過酷な現実に押しつぶされていく人間の悲劇と、濃密な家庭愛をリアルに描いた感動作。優れたキャストと創作チームによって骨のある作品に仕上がっている。
　5月にシドニー･セイモア劇場での公演を終え、6月は5日間、ペンリスのQ劇場で公演される。

information

▼会場：Q シアター（Joan Sutherland Performing Arts Centre, 597 High St., Penrith）
▼日時：6月10〜13日8PM、14日2PM、8PM
▼料金：$33〜$42 
▼予約Tel: (02)4723-7600
▼Web: <a href="http://www.jspac.com.au" target="_blank">www.jspac.com.au</a>

]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/06/qed1.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/06/qed1.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 10 Jun 2008 11:36:50 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Shout ! the legend of the Wild One</title>
         <description><![CDATA[<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/04/N804_THEA_L1.jpg"  align="left" />

<strong>オーストラリア･ロック界の先駆者、ジョニー･オーキーフの旋風が蘇る</strong>

　アメリカでロックン･ロールが爆発的な人気となった1950年代後半、その衝撃は海を越えて世界各国に伝わり、各地でロック歌手が誕生した。オーストラリアで一早くロックン･ロールの波に乗ったのが、ジョニー・オーキーフ（Johnny O'Keefe, J.O'K）。リトル･リチャード、バディー･ホリー、チャック･ベリーなど当時のロック全盛期を代表するアメリカのロック歌手たちが活躍するころ、オーストラリアでは J.O'Kがロックン･ロール界に名乗りを上げていた。またたく間にオーストラリアのロック界の寵児となったJ.O'Kの熱狂的なステージは、「ザ･ワイルド･ワン」という異名を持ち、彼の出現によりオーストラリアの音楽とエンターテイメントの世界は一変したとまで言われた。

　ほかの歌手やミュージシャンに多大な影響を与える一方、多くのファンの期待に応えてきた元祖ロックン･ローラーのJ.O'K は、1959年に18歳でデビューしてからビートルズに始まる“長髪のグループ･サウンド”が登場する1964年までの間、オーストラリアのミュージック界に旋風を巻き起こした。『シャウト』はその伝説的な存在のJ.O'Kが43歳の若さで他界するまでの人生と歌手生活を描いたミュージカルだ。
<br clear="all">
<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/04/N804_THEA_L2.jpg"  align="right" />

　主役のJ.O'Kを演じるティム･キャンベル（Tim Campbell）は豪の人気テレビ番組「ホーム＆アウェイ」でお馴染みの歌手兼俳優。ロマンチックなバラードからダイナミックなロックまで、舞台狭しとJ.O'Kを再現する。特に、作品の題名にもなっているオーストラリアの国民的な1曲としてもおなじみのヒット･ソング「Shout」を全身で歌い踊るそのパフォーマンスは圧巻。母親のテルマを演じるのは、ミュージカル「The Boys from Oz」でヒュー･ジャックマン演じるピーター･アレンの母親役、マリオンを演じて好評を博したベテラン歌手のコリーン･ヒューイット（Colleen Hewett）。父親のレイには同じくベテラン歌手のグレン･シャーロック（Glenn Sharock）。J.O'Kを発掘し、一躍スターダムに押し上げたプロデューサーのレイー･ゴードン役をマーク・ホールデン（Mark Holden）が演じる。 さらに、J.O'Kのマネジャー役でジョン･ポール･ヤング（John Paul Young）がゲスト出演。妻のマリアンには、ミュージカル「ダスティー」出演も記憶に新しいアレクシス･フィッシュマン（Alexis Fishman）を配するなど、いずれも歌と踊りに長けたオーストラリア人キャストが起用された。
<br clear="all">
 「She is my baby」「Sing」「Wild one」「I am counting on you」「Move Baby Move」「Mockingbird」などJ.O'Kの代表的なヒット･ソング30曲が劇中に盛り込まれ、彼の波乱に満ちた人生をカラフルでダイナミックな音楽のミュージカルに昇華している。スチュアート･モーンダー演出、ロス･コレマン振り付け、ロジャー･カーク舞台･衣裳デザイン、スティーブン･スパッド･マーフィー音楽による今作品は、3月からシドニーはスター･シティのリリック･シアターで好評上演中だ。

■ジョニー･オーキーフ
　1935年、シドニーのイースタン･サバーブのドーバー･ハイツで父レイと母テルマの間に生まれる。両親の反対を押し切って、シドニー大学を中退、ロックン･ロールの世界へ。プロデューサーのリー･ゴードンと知り合い、歌手としてスターダムに踊り出るが、麻薬を常用するようになる。1960年、自動車事故で重症を負った際、精神的な打撃も大きく、精神病院で治療を受ける。その間、テレビ番組「Six O'clock Rock」、「Johnny O'Keefe Show」などを受け持つ。1960年代半ばにビートルズやローリング･ストーンズなどの新しいロック･バンドが登場し、やがてロックン･ロールは廃れてJ.O'Kの人気も下降する。60年代後半や70年代にカムバックを試みるが、時代が求める音楽の変化には勝てず、彼のキャリアは薄れていく。結婚生活の破綻なども重なってアルコールと麻薬の量も増える。1978年、43歳で他界。

information

▼会場：リリック･シアター（Lyric Theatre, Star City, Pyrmont） 
▼開演時間：火7PM、水〜土8PM、マチネ水1PM、土2PM、日3PM 
▼料金：$59.90〜$99.90 
▼予約Tel: 1300-795-267（Ticketmaster） 
★Web: <a href="http://www.shoutthemusical.com.au" target="_blank">www.shoutthemusical.com.au</a>、<a href="http://www.ticketmaster.com.au" target="_blank">www.ticketmaster.com.au</a>（Ticketmaster）
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/04/shout_the_legend_of_the_wild_o.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/04/shout_the_legend_of_the_wild_o.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 15 Apr 2008 15:14:35 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ミュージカル Rocky Horror Show ロッキー･ホラー･ショー</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/03/N803_THEA_L01.jpg" width="300" height="200" /></td>
  </tr>
  <tr>
    <td>ダイナミックな演技で観客を魅了する主役のアイオタ</td>
  </tr>
</table>
<strong>洗練度の高い奇抜なコメディー･ミュージカル</strong>

　ヒットソング「タイム･ワープ」で知られる「ロッキー･ホラー･ショー」。1973年ロンドンの小劇場で初公演され一大センセーションを沸き起こし、映画でも大ヒット。リチャード･オブライエン（Richard O'brien's）作のこの「ロッキー･ホラー･ショー」は、わずか3カ月で書き上げられたものだが、35年経った今でもカルト的人気を誇るミュージカルだ。これまでにブロードウェイをはじめ、日本を含む世界各国で上演され、リバイバル上演も行われている。
　主人公は、バイセクシュアルでトランスヴェスタイト（服装倒錯者）。劇中では、下着姿で登場したり、エロチックで過激なシーンも多く、かなり刺激的な内容だ。しかし、ビートの効いたロックンロール調の音楽が、リピーターや新しいファンを着実に増やした。今や、時代の変化とともに人々の性に対する意識も変わり、同性愛や服装倒錯、バイセクシュアルであることは社会的に認められてきている。そんな現代を象徴するかのような同ミュージカルは、先月21日、シドニー･スター･シティーのスター劇場で盛大に開幕した。

　今回の公演で圧倒されるのは豪華なキャスト陣。特に、主役フランケン･フルター博士を演じる、シンガー･ソングライター、アイオタ（iOTA）のダイナミックな歌と演技は想像を絶するものがある。アイオタは昨年、「Hedwig and the Angry Inch」で舞台デビュー。その演技は絶賛を博し、一躍有名となった。舞台歴は浅いが、ゲイ風な身振りや動作、歌と演技にはパワフルな存在感が感じられる。博士の助手、リフ･ラフを演じるのは、ポール･カプシス（Paul Capsis）。劇やキャバレー、ミュージカル、映画で広く活躍しますます人気上昇中。マジェンタを演じるタムシン･キャロル（Tamsin Carroll）は、最近では、歌手ダスティー･スプリングフィールドを描いた「ダスティー」で見事に主役を演じるなど、迫力ある声量の持ち主で知られている。博士を愛する助手のコロンビアにはシャロン･ミラーチップ（Sharon Millerchip）。小柄な身体でありながら、パンチの効いた歌とコミカルな演技が得意だ。
　また、カップル役で登場する可憐なジャネットを演じるのは、期待有望な新人のケリー･ロード（Kellie Rode）。純粋な男性、ブラッドを演じるアンドリュー･ベヴィス（Andrew Bevis）はオーストラリアとロンドンで活躍する歌手。エディーとスコット博士の2役を演じるマイケル･コーミック（Michael Cormick）は、歌手･俳優として国際的な評価を得ている。ナレーターのジョン･ウォーターズ（John Waters）は幅広く活躍するベテラン俳優である。
　一方、クリエイティブ･チームも敏腕ぞろい。振り付けは、国際的に評価の高いジョン･オコーネル。オペラやミュージカルで活躍しているが、映画では『Shall We Dance』、現在はバズ･ラーマン監督の『オーストラリア』を手がけている。ジュリー･リンチによる衣裳、ダミエン･クーパーによる照明、ルーク･ハンターによる音楽とこちらも豪華。そして演出は、輝かしい賞を数多く受賞しているゲール･エドワーズと劇やミュージカル、オペラ、映画などで活躍しているオーストラリアを代表するプロ･クリエイターたちが見事に手掛けている。

　劇場に入ると、奇抜な衣裳をまとったキャストがあちらこちらに散らばって席を案内している。カラフルに飾られた舞台回りと薄暗い舞台とのコントラストが、これから始まるホラー劇をにわかに予想させる。
　幕が上がり映画館の案内人（タムシン･キャロル）が「SF怪奇映画2本立て」を怪しげに歌い終わると、場面は突然変わる。不思議な城、網タイツにハイヒールを履いたトランスヴェスタイトのフランケン･フルター博士の倒錯した世界。ブラッドとジャネットの純粋なカップルが、普通と思っていたことが普通ではないと意識するまでの怪奇な経験を描く。
　劇中に、「タイム･ワープ」「スイートな倒錯者」「強い男にしてみせる」「アイム･ゴーイング･ホーム」「スーパー･ヒーロー」などのロックンロール20曲を満載したこのミュージカルは、そのダイナミックな歌と振り付けに注目を !  作品は成人向けだが、その奇怪な世界への偏見と理屈はご法度。オープン･マインドで鑑賞してほしい。

■ストーリー
　友人の結婚式でブラッドは、ジャネットにプロポーズし、2人は婚約する。出会いのきっかけをくれた恩師のスコット博士に報告するため、2人は車で出かけるが、途中、雷雨に襲われ森の中で車がパンク。助けを求め、彷徨っていると不気味な城に辿り着く。そこではフランケン･フルター博士と奇妙な連中たちがパーティーの真っ最中。フルター博士は“ロッキー（Simon Farrow）”という美男子の人造人間を造り、自分自身と結婚式を挙げてしまう。バイセクシュアルであるフルター博士は、性交渉の経験がないジャネットとブラッドを別々に誘惑し、関係を持ってしまう。博士の誘惑により性に目覚めたジャネットは、ロッキーの虜となってしまう。そこにスコット博士も現れ、城の中は大混乱。
　実は、フルター博士の正体は、トランスセクシュアル星からきた宇宙人。最後には、助手のリフ･ラフとマジェンタの兄弟に殺されてしまう。2人は仲間であるコロンビアとロッキーも殺し、トランスセクシュアル星へ戻って行く。城が消えた後、ジャネットとブラッドはこの奇怪な経験によって新しい自分を発見し、別々の道を進むこととなる。


<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/03/N803_THEA_L02.jpg" width="300" />
迫力ある歌と演技でコロンビアを演じるシャロン･ミラーチップ
<img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/03/N803_THEA_L03.jpg" width="300" />
カップル役のケリー･ロードとアンドリュー･ベヴィス

<table border=1><tr><td>
information

▼会場：スター･シアター（Star Theatre, Star City, Sydney） ▼日時：火〜木8PM、金8:30PM、土5PM〜9PM、日3PM〜7PM（シドニー公演は9月まで予定） ▼料金：A席＄89.89（＄99.90）、B席＄79.90（＄89.90）（カッコ内は土9PM公演料金） ▼予約Tel：1300-136-166    ▼Web: www.ticketmaster.com.au （Ticketmaster）
</td></tr></table>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/03/_rocky_horror_show.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/03/_rocky_horror_show.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Mon, 17 Mar 2008 12:15:49 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia 2008年シドニー夏公演</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/02/01.jpg" width="300" height="200" /></td>
  </tr>
  <tr>
    <td>恋人たちの切ないラブ･ストーリー「ラ･ボエーム」</td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">2008年シドニー夏公演</font></strong></p>
<p>　新年早々、「ラ･ボエーム」でシドニー夏公演を開幕したオペラ･オーストラリアは、続いて「シンデレラ」「カルメン」の上演を開始した。2月下旬からは「仮面舞踏会」を、3月には「アラベラ」を上演し、3月29日の「仮面舞踏会」で閉幕する。軽快で陽気なオペラ･ブッファの「シンデレラ」などバラエティーに富んだ夏公演は、オペラ･ファンのみならず、子どもや大人、初心者から常連まで楽しめるようにプログラムが工夫されている。特に、世界で最も人気の高いオペラの類である「ラ･ボエーム」と「カルメン」には人気が集中しているようだ。近年、シドニーのオペラは庶民に愛され身近なものになりつつあるが、特に夏公演はリラックスしながら気楽に楽しむムードが漂う。今回は、シドニー夏公演の5本のオペラを紹介する。</p>

<hr />

<p><strong>「ラ･ボエーム」La
  Boheme<br />
  プッチーニ作曲</strong></p>
<p>　パリに住む若く貧しい恋人たちのロマンチックなストーリーを、甘く切ない旋律で散りばめたプッチーニの代表的な作品。いずれも悲劇に終わる女性を描いた「トスカ」「喋々夫人」と並ぶ人気作品である。<br />
  詩人のロドルフォ（Warren Mok）、画家のマルチェロ（Barry Ryan）、音楽家のショナード（Warrick Fyfe）､哲学者のコッリーニ（Jud
    Arthur）の4人の芸術家たちと、華やかで可憐なムゼッタ（Taryn Fiebig）とミミ（Hye Seoung Kwon / Antoinette
    Halloran）の美しい娘2人が繰り広げる悲劇のラブ･ストーリー。<br />
　 サイモン･フィリップス演出による今回の公演では、哀愁漂う1830年当時のパリに見られたボヘミアンの面影はなく、時代は現代、場所はシドニーのダウンタウン風。芸術家4人は、2階建てアパートの1階部分で雑然と生活している。そこで芸術家たちはラップトップ･コンピュータを使い、ドラッグを使用することも。フリー･マーケットや浮浪者が住む駐車場も舞台となる。しかし、この現代でもミミとロドルフォの熱く切ない恋は変わらない。ミミは、ロドルフォを愛しすぎるがゆえに離れ離れになり、最後には彼の側で息絶える。この切ない恋人たちを描く「ラ･ボエーム」は青春を賛歌するオペラで、今回の公演も優れた若手歌手が永遠の恋を再現する。見所は韓国出身のオペラ･オーストラリアでの公演も多い、ハイ･ソン･クォン（2月9日公演まで）が演じるミミ。肺病を患いながらロドルフォを深く愛するミミを、美しいソプラノの歌と演技で見事に演じている。  </p>
<p>指揮：Tom Woods<br />
  上演：歌イタリア語、休憩2回を含む2時間30分<br />
  上演日：2月4･6･9･14･16･21日、3月5･14･20日、マチネ2月23日、3月1日</p>
  
<hr />  
  
<p><strong>「チェネレントラ （シンデレラ）」Cinderella<br />
  ロッシーニ作</strong></p>
<p> 「セビリアの理髪師」「アルジェのイタリア女」に代表されるロッシーニの人気オペラ･ブッファ。「シンデレラ」の童話をオペラ化したものだが、かぼちゃの馬車やガラスの靴などの幻想的な要素を排除し、喜劇風に軽快なメロディーで描いた。しかし心の優しい娘が王子に見初められて結婚するというストーリーはおなじみのまま。義父のドン･マニフィコ（Richard
  Alexander）や義姉妹のクロリンダ（Taryn Fiebig）とティースベ（Jacqueline Dark）から過酷な扱いを受けながらも優しい心を失わないシンデレラ（本名はアンジェリーナ･Domnica
  Matthews）。そのシンデレラが、従者に変装した王子ドン･ラミーロ(Kanen Breen)、王子に変装した従者ダンディーニ（Joshua Bloom）と繰り広げる楽しく愉快な作品。マイケル･ヘンプ演出による「シンデレラ」は1987年7月に初演されたものだが、20年経った今日でもその品の良さと楽しさは変わらない。子どもから大人までたっぷり楽しめるオペラだ。</p>
<p>指揮：Brad Cohen<br />
  上演：歌イタリア語、休憩1回を含む2時間50分<br />
  上演日：2月5･8日、マチネ2月2日</p>
<table width="150" border="0" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/02/02.jpg" width="450" height="300" /></td>
  </tr>
  <tr>
    <td>子どもから大人まで楽しめる「シンデレラ」</td>
  </tr>
</table>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
  
<p><strong>「カルメン」Carmen　</strong>新プロダクション<strong><br />
  ビゼー作曲</strong></p>
<p>　スペインの情熱あふれる魅力的な音楽と恋愛を題材にしたフランス人ビゼーの作品。タバコ工場で働く、自由奔放なジプシーの娘カルメン（Kirstin Chavez/Catherine
  Kirby）と彼女の魅力に翻弄される、龍騎兵伍長を務める純情な男ドン･ホセ（Rosario La Spina）との悲恋を描いた人気の高い作品。2人の波乱な愛の物語は、「ハバネラ（恋は野の鳥）」「闘牛士の歌」「花の歌」などの美しい旋律で有名なアリアが散りばめられている。今回の公演はアメリカ人、フランセスカ･ザンベロ演出による新プロダクション。1830年ごろのスペイン･セビリヤを舞台に、当時の社会階級制度を意識した斬新な仕上がりで、馬やロバ、鶏などの動物たちがリアルに描かれている。メゾ･ソプラノの声量と演技力が要求される主役のカルメンは、アメリカ人のカースティン･チャヴェスが演じている（2月22日公演まで）。ロンドンのコベント･ガーデンにあるロイヤル･オペラ･ハウスでも上演された、この新プロダクションによる「カルメン」は好評上演中だ。</p>
<p>指揮：Richard Hickox<br />
  上演：歌フランス語、休憩1回を含む2時間50分<br />
  上演日：2月1･7･13･19･22･28日、3月1･4･6･8･12･15･17･26･28日、マチネ2月9･16日</p>
<table width="150" border="0" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2008/02/03.jpg" width="450" height="300" /></td>
  </tr>
  <tr>
    <td>大胆なシーンで迫力迫る「カルメン</td>
  </tr>
</table>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
  
<p><strong>「仮面舞踏会」A Masked Ball<br />
  ヴェルディ作曲</strong></p>
<p>　イタリアの人気オペラ作曲家、ヴェルディ中期の傑作で音楽とドラマを緻密に結びつけた作品。華麗な舞踏会が舞台となる豪華なオペラでヴェルディの人気作品でもある。総督リッカルド（Dennis
  O'Neill）は親友で秘書のレナート（Michael Lewis）の妻アメリヤ（Nicole Youl）を密かに愛している。しかし２人の関係を知ったレナートは復讐を誓う。占い師の不吉な予言が当たり、総督リッカルドは仮面舞踏会で総督暗殺団に加わったレナートに刺される。<br />
  　 充実した管弦楽と内容の濃いアリアが続く「仮面舞踏会」は、リッカルドのアリア「再びあの人にあえる」、リッカルドとアメリアの二重唱「私は君の側に」、レナートのアリア「お前だったのか」、そして最後はリッカルドの名アリア「永遠に君を失わん」が歌われる。</p>
<p>指揮：Andrea Licata<br />
  上演：歌イタリア語、休憩2回を含む2時間55分<br />
  上演日：2月20･23･26･29日、3月10･13･19･29日、マチネ3月8日<br />
</p>

<hr />

<p><strong>  「アラベラ」Arabella　</strong>新プロダクション<strong><br />
  リチャード･ストラウス作曲</strong></p>
<p>　19世紀中葉、古き良き時代のウイーンで繰り広げられる恋物語と没落貴族の人間模様を描いた叙情的喜劇をリチャード･ストラウスが美しい旋律で仕上げた作品。破産寸前だった伯爵家の令嬢であるアラベラ（Cheryl
  Barker）は資産家のマンドリカ（Peter Coleman-Wright）と恋をして玉の輿にのる。アラベラの妹でボーイッシュなズデンカ（Emma
  Matthews）もまた仕官のマッテオ（Richard Roberts）と恋をして、家系も安泰というハッピー･エンドのストーリー。<br />
  　 主役のアラベラにはオーストラリアの人気ソプラノ歌手チェリル･バーカー、そして実生活では夫であるピーター･コレマン･ライトがマッドリカ役で共演。2人の名コンビが注目されるオペラ公演。ジョン･コックス演出による新プロダクションの前評判も高い。</p>
<p>指揮：Richard Hickox<br />
  上演：歌ドイツ語、休憩2回を含む3時間10分<br />
  上演日：3月7･11･18･25日、マチネ3月15日</p>

<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p><strong>information</strong></p>
      <p>▼会場：シドニー･オペラ･ハウス、オペラ･シアター<br />
        ▼時間：月〜金7:30PM、マチネ土1PM（全公演英文字幕付）<br />
        ▼料金：$99〜$246<br />
        ▼予約Tel: 1300-136-166　<br />
      ▼Web: <a href="http://www.ticketmaster.com.au" target="_blank">www.ticketmaster.com.au</a>（Ticketmaster）</p></td>
  </tr>
</table>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2008/02/opera_australia_2008.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2008/02/opera_australia_2008.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Wed, 06 Feb 2008 15:42:43 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ミュージカル 「Billy Elliot」 ビリー･エリオット</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/12/01.jpg" width="300" height="200" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">完成度の高いミュージカルに新たな感動が沸き起こる</font></strong></p>
<p>　2000年に世界中で大ヒットした映画「ビリー･エリオット（邦題：リトル･ダンサー）」が舞台化され、ミュージカル「ビリー･エリオット」としてロンドンのヴィクトリア･パレス劇場で幕を上げたのは2005年5月。レビューは総じて絶賛、9つのミュージカル賞を受賞し、150万人の観客を動員、今なお上演中で映画を上回る人気をもつ作品だ。<br />
  　 そのミュージカル「ビリー･エリオット」がオーストラリアに初上陸するというから、前評判はかなり高かった。そして、約1カ月間に及ぶプレビューを終え、11月13日、堂々とシドニー公演が開幕した。　<br />
  　 主役となる12歳の少年ビリーは、オーストラリア出身の4人の少年たち（Lochlan Denholm, Rhys Kosakowski, Rarmian
  Newton, Nick Twiney）が交替で演じる。ビリーの友人マイケル役、少女のデビー役にもそれぞれ4人の少年･少女たちが配される。その全員が、歌、ダンス、タップ･ダンス、バレエ、演技をこなし、まさに若いキャストの新鮮でエネルギーあふれるパフォーマンスがこのミュージカルの原点にあると言える。<br />
  　 炭鉱夫の頑固な父（Richard Piper）、一風変わったダンスの先生、ミセス･ウィルキンソン（Genevieve Lemon）、物忘れが激しいがやさしい祖母（Lola
  Nixon）、父と同じ道を生きる炭鉱夫の兄トニー（Justin Smith）、そして友人の女装好きなマイケル（Thomas Doherty, Scott
  Eveleigh, Landen Hale-Brown, Joel Slater）が、主な登場人物。　<br />
  　 舞台は1984−85年、イギリス北東部の炭鉱の町。保守党のマーガレット･サッチャー首相は生産性の低い炭鉱の閉鎖に踏み切る政策をとった。炭鉱夫たちはストライキに突入、警官との激しい衝突を繰り返し、1年間の長いストの末に政府の決断に屈する。決して明るいとは言えない時代を背景に、過去の産業に生きることしか知らない炭鉱夫たちの戦いと、その労働者階級に育つ少年が、当時は女の子だけのものとされていたバレエに目覚め、未来の世界へ飛び立つまでを温かく描いている。とにかく笑いあり涙あり、さまざまな人々の立場や感情が生き生きと描かれ、胸に迫ってくる。<br />
  　 Lee Hallの原作と歌詞による本作は、ロンドン公演の演出家、Stephen Daldryが演出。ダンスの振り付けはPeter Darling、舞台デザインにIan
  MacNeil、衣裳デザインNicky Gillibrand、照明Rich fisher、そして作曲はエルトン･ジョンという飛びぬけて優れたクリエイティブ･チームが集結した。<br />
  　 舞台デザインのスケールの大きさに始まり、キャストの個性や場面を生かす衣裳デザイン、明暗のコントラストを舞台いっぱいに活用した照明、そして歌とダンスとバレエでストーリーに豊かな色を付ける音楽と振り付け、すべてに隙がなく完璧なまでに統一されている。<br />
　 総勢70人に及ぶキャストたちのパフォーマンスは、シドニーでは久しぶりの大型ヒット･ミュージカル作品。</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/12/02.jpg" width="300" height="300" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■あらすじ</strong><br />
  　 ボクシング･グローブとガードを着けたまま、間違えてミセス･ウィルキンソンのダンス教室に入り込んだビリーは、女の子たちの物まねをしながら初めてバレエというものを経験する。タバコを片手に横柄な態度で少女たちにバレエを教えている一見無責任なウィルキンソン先生だが、ビリーにバレエの才能を見出す。<br />
　 一方、炭鉱ストが起こり炭鉱夫と警官が衝突。炭鉱夫たちはダイナミックに「Solidarity（結束）」を歌い、徹底抗戦の構え。ビリーの友人マイケルは女装好きで「Expressing
yourself（自己表現しよう）」と歌いながら、タップ･ダンスで思いきり自分を表現する。一方のビリーには、「バレエでは食っていけない」と反対する父と兄の存在が。  <br />
　 悩むビリーは小さいころに死別した優しい母が残した手紙をウィルキンソン先生に見せる。亡くなった母は「常に自分に忠実でいてね」と「Dear Billy（親愛のビリーへ）」を歌う。  <br />
　 季節はクリスマス、炭鉱夫たちは「Merry Christmas Maggie Thatcher（メリー･クリスマス、マギー･サッチャー首相）」を歌い、サッチャー首相を皮肉る。ストが続く中、将来が見えなくなってきた父はバレエをするビリーを見て、ひょっとしたら才能があるのかと「He
could be a star（スターになるかもしれない）」と歌う。  <br />
　 そして、息子を応援する決意をした父と一緒にロイヤル･バレエ学校のオーディションへ出向くビリー。審査員に「ダンスってなに ? 」と、最後に聞かれ「言葉で説明できない…。なんか、自分でコントロールできないフィーリングで、ダンスをしていると自分を忘れたり、失っちゃう。それが自分の全部のような感じもする…」と答え、「Electricity
（電撃的な衝動）」を歌い、思いきりダンスを披露する。  <br />
　 ついに炭鉱が閉鎖すると決定したその日、｢Once we were kings（かつては王者だった）」と炭鉱夫たちは歌い、「常に自分に忠実に生きます」と亡き母の歌「Dear
Billy（親愛なるビリーへ）」を母に語りかけるように歌うビリーは、ロンドンへと発つ。自転車に乗ってお別れをしてくれるマイケルにキスをして、ビリーは音楽学校へ
!  </p>
<table width="150" border="0" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/12/03.jpg" width="300" height="200" /></td>
  </tr>
</table>
<p>&nbsp;</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p><strong>information</strong></p>
      <p>▼会場：キャピトル･シアター（Capitol Theatre, 13 Campbell St., Sydney）<br />
        ▼日時：火〜土7:30PM、マチネ水･土1:30PM、日3:00PM　<br />
        ▼料金：$45〜$112.90　▼予約Tel:
        1300-136-166　<br />
      ▼Web: <a href="http://www.ticketmaster.com.au" target="_blank">www.ticketmaster.com.au</a>（Ticketmaster）</p></td>
  </tr>
</table>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/12/_billy_elliot.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/12/_billy_elliot.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Mon, 24 Dec 2007 14:41:04 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>トイ･シンフォニー Toy Symphony Company B制作</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/11/01.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">マイケル･ゴウの最新作を<br />
リチャード･ロクスバーが好演</font></strong></p>
<p>　オーストラリア人劇作家、マイケル･ゴウによる最新の長編劇「トイ･シンフォニー」がニール･アームフィールドの演出で11月14日より公演されている。執筆に行き詰まった１人の作家のメンタル･ブロックを描いたこの作品は、リチャード･ロクスバーによる名演技が話題になっている。<br />
  　 作家と演出家がシドニー大学時代からの友人という、気心知れた名コンビによって劇化された「トイ･シンフォニー」。マイケル･ゴウは劇「アウェイ（Away）」、「キッド（The
  Kid）」などで知られる現代劇作家で、演出家も兼ねる多彩な才能の持ち主。新作となる今作は10年ぶりに書き上げた長編劇だ。<br />
  　 一方、演出家のニール･アームフィールドは数多くの作品･劇場で演出を経験、1994年にカンパニーBの初代アーティスティック･ディレクターとなる。最近は、オーストラリア人新人女優のアビー･コーニッシュとベテラン俳優のジェフリー･ラッシュが出演した映画「キャンディ」の監督で、話題となった人でもある。<br />
  　 その類稀なる才能でオーストラリアの演劇･映画界で活躍するゴウとアームフィールド。そんな2人によって創り上げられた「トイ･シンフォニー」は前評判も高く、まさに話題作。さらに、主役を演じるのがリチャード･ロクスバーとなれば、その魅力は倍増。ロクスバーは映画や舞台の俳優として輝かしい経歴を持つが、舞台に登場するのは実に7年ぶり。期待を裏切ることなく演技力が問われる役を見事にこなしている。最近ではオーストラリア映画の話題作、「ルミナス、マイ･ファーザー」で監督業にチャレンジ、監督としてもその才能を高く評価された。<br />
  　 作曲･音響にはポール･チャーマー、照明デザインにはダミエン･クーパー、舞台セットはラルフ･マイヤーズ、衣裳にはテス･スコフィールド。いずれも各分野で名を馳せるアーティストたちが集結した制作チームの舞台の効果は、国内トップ･レベルだろう。<br />
  　 ベルヴォア･ストリート劇場の舞台に置かれた2つの木製の椅子。それを照らす照明。背景はすべてグレー。そこから劇は始まる。<br />
  　 今作では1人の作家のゆがんだ心を追求し、その過程を表現。一見シリアスな劇だが、愉快な場面も多く、人間味をたっぷりと含んだ内容は見応え十分。<br />
　 主役のロクスバーをはじめとするキャストたちの演技、気の利いた小道具、極端なほどに効果的な照明、舞台のムードを高める音響など、全体が見事に統一され、前評判通りの完成度の高い作品に仕上がった。</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/11/02.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■あらすじ<br />
  プロローグ―酒場</strong><br />
  　 小説を書く野心を失った作家のローランド（Richard Roxburgh）は、麻薬を常用し、人生の目標もなく、どん底の精神状態にある。友人に勧められて精神科医のニナ（Justine
  Clarke）の診療を受けることにした彼は、ニナとの面会で意欲を失った原因を探求することになる。面会を重ねていくうちに、青少年時代を振り返ることに。やがてその原因らしき出来事が思い出されるが、その度に不思議な現象が起こる。少年時代に育った出身地のサザーランド地区、コモの思い出、優しかった社会の先生、怖い校長先生、いじめに遭ったこと、交友のニックの死などを思い浮かべて、過去の事実を検証していく。しかし、ローランドは診療の途中でニナとの面会を中断することを決意、現実の世界に戻ることにした･･･。<br />
</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p><strong>information</strong></p>
      <p>▼上演日時：〜12月22日まで　火6:30PM、水〜金8PM、土2PM･8PM、日5PM <br />
        ▼劇場：Belvoir St Theatre（18
        Belvoir St., Surry Hills）▼料金：$52 <br />
        ▼予約：(02)9699-3444<br />
      ★Web: <a href="http://www.belvoir.com.au" target="_blank">www.belvoir.com.au</a>（Belvoir St Theatre）</p></td>
  </tr>
</table>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/12/_toy_symphony_company_b.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/12/_toy_symphony_company_b.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Sat, 01 Dec 2007 14:58:05 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia　IlTrittico／ホフマン物語、ゴンドラの漕ぎ手</title>
         <description><![CDATA[<p><strong>　オペラ･シアターで上演されているオペラ･オーストラリアのウインター･シーズン公演も残すところ2カ月余り。10月8日上演開始のワーグナー作曲「タンホイザー」、そして9月から上演されている「ホフマン物語」と「ゴンドラの漕ぎ手」の3演目で、11月3日の最終日までの上演となる。今月は後者2作品を紹介する。</strong></p>
<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/10/01.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">ホフマン物語<br />
  The Tales of Hoffmann<br />
オッフェンバック作曲</font></strong></p>
<p><strong>異なる女性4役に堂々と挑戦<br />
エマ･マシューズの力量に大喝采</strong></p>
<p>「ホフマン物語」はドイツ･ロマン派の作家、E.T.A.ホフマンの短編小説をもとに、詩人ホフマン自身を主人公に3つの失恋を描いた幻想的な物語を、オッフェンバックの魅力的かつ官能あふれる作曲で描いた。<br />
「天国と地獄」など数多くのオペレッタで成功した作曲家オッフェンバックが、初めて本格的オペラに力を注いだ作品だが、彼自身は完成前に死去。友人のエルネスト･ギローが後を引き継いで完成させたが、1881年にパリ･オペラ･コミック座で初演された後、オッフェンバック本人の意図が明らかでなかったことから幕の順序が異なる版が存在するなど混乱を生んだ。<br />
　 今回のシドニー公演はスチュアート･モーンダー演出により新しく制作されたもの。ロジャー･カークの舞台デザインは、対角に大きな壁を設置して舞台を2分割、2つの舞台セットを回転させる仕組み。天井に設置された鏡が舞台の広がりを高め、右手には大階段が常設されるなど、斬新で画期的な舞台を作り出した。モダンな舞台装置は、ナイジェル･レヴィングスによる照明デザインでさらに効果アップ。演出助手を兼ねるエリザベス･ヒルによる洗練された振り付けも舞台を大いに飾る。<br />
　 詩人ホフマンにはオーストラリア人テノール歌手のロサリオ･ラ･スピナ、同じくオーストラリア人のソプラノ歌手、エマ･マシューズが「オリンピア」、「ジュリエッタ」、「アントニア」そして「ステラ」という4役を個性豊かに演じ分けるという離れ業に挑戦し、見事にやってのけた。機械仕掛けの人形役「オリンピア」の滑稽なシーンでは、観客の爆笑を誘う一方、美しいコロラトゥーラのアリアも見事に歌いこなし、磨きがかかったエマ･マシューズの演技と歌唱力を楽しむオペラと言っても過言ではない。<br />
　 過去にいくつもの版が発表された｢ホフマン物語｣がまた、優れた制作チームとキャストよって、新鮮味あふれる洗練された作品になった。</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/10/02.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■あらすじ<br />
  プロローグ―酒場</strong><br />
　 詩人ホフマンの才能を愛する美と芸術の女神、ミューズ（Pamela Helen Stephen）はホフマン（Rosario La Spina）の恋人、美しいオペラ歌手のステラ（Emma
Matthews）に嫉妬している。ミューズはホフマンの友人ニクラウス（Pamela Helen Stephen）に変身してホフマンと行動をともにする。酔客たちが楽しげに歌ったり踊ったりしている酒場へニクラウスと現れたホフマンは、学生たちの勧めで酒を飲むうちに、3つの恋愛話を始める。  </p>
<p><strong>「オリンピア」<br />
  ―発明家スパラザーニ博士の応接間　</strong><br />
　 博士（John Pringle）は人形作りのコッペリウス（John Wegner）に作らせた機械仕掛けの人形オリンピア（Emma Matthews）を自分の娘としてパーティーで披露する。人形は歌うが、途中でぜんまいが緩んで調子が狂う。コッペリウスからもらった魔法の眼鏡をかけ、オリンピアに一目惚れをするホフマン。しかし、スパラザーニ博士が不当な支払いをしたことに怒ったコッペリウスが、仕返しにオリンピアを破壊してしまう。  </p>
<p><strong>「ジュリエッタ」<br />
  ―ベネチアの運河沿いの宮殿</strong><br />
　 ニクラウスは高級娼婦ジュリエッタ（Emma Matthews）と『ホフマンの舟歌』を歌う。ジュリエッタに恋するホフマンは『熱い欲望をもって』を歌うが、ジュリエットを愛するシュレミル（Richard
Anderson）はおもしろくない。そこに不気味な魔術師ダペルトゥット（John Wegner）が現れ、彼に宝石でそそのかされたジュリエッタは言い寄る男たちの“影”を奪い取る。ジュリエッタをめぐる決闘でシュレミルに勝ったホフマンは逃げ去るはめになる。  </p>
<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/10/03.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>「アントニア」<br />
  ―クレスペル家の一室</strong><br />
　 母親譲りの美声の持ち主、アントニア（Emma Matthews）は胸の病に冒されており、父親のクレスペル（John Pringle）から歌うことを禁止されている。ホフマンがアントニアとの再会を喜ぶもつかの間、不気味なミラクル博士（John
Wegner）が訪ねてくる。博士はアントニアの亡くなった母親の肖像画を操り、死に導くべく彼女に歌を歌わせる。歌い終わり、力尽きて倒れるアントニア。そこに父親が駆けつけるが、時遅く、彼女は息絶える。  </p>
<p><strong>エピローグ―酒場</strong><br />
　 泥酔してテーブルにうずくまるホフマン。失恋相手の3人の女性は、つまりステラであるとニクラウスに言われて怒って暴れる彼の前に舞台を終えたステラが現れる。泥酔して正気を失ったホフマンは彼に歩み寄ってきた彼女にくってかかる。ステラは恋敵のリンドルフの腕にすがりながら連れられて出て行く。ニクラウスの姿をしていたミューズは元の姿に戻り、ホフマンはミューズの幻影を見る。</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p><strong>information</strong></p>
      <p>▼上演日時：10月3･6･9･12･15日7:30PM〜<br />
        ▼上演時間：3時間10分（20分間の休憩1回を含む）、歌フランス語（英文字幕）<br />
        ▼料金：$54〜$233<br />
        ▼予約：(02)9318-8200（Opera Australia Ticket Services）、(02) 9250-7777（Sydney
        Opera House Box Office）<br />
        ▼Web: <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a></p></td>
  </tr>
</table>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="シアターレビュー" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/10/04.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">ゴンドラの漕ぎ手<br />
  The Gondoliers<br />
ギルバート＆サリバン作曲･作詞</font></strong></p>
<p><strong>日常のたわいもないストーリーを<br />
面白おかしく描いたコメディー</strong></p>
<p> 「ゴンドラの漕ぎ手」は滑稽なストーリーを軽快な音楽で綴った、ギルバート＆サリバン作詞･作曲の陽気なオペラ。ギルバート＆サリバン作詞･作曲の作品は、イギリス発祥のサヴォイ･オペラの代名詞ともされ、本格的オペラとはまた違った味で親しまれている。代表作品には「ミカド」や「軍艦ピナフォア」があるが、「ゴンドラの漕ぎ手」も傑作と言っていい。<br />
  　 今回のシドニー公演は、昨年メルボルンで公演され、好評を博した時と同じキャストで贈る。エンターテイナーとして知られるレジ･リヴァモアを筆頭に、ジュディ･コネリやジョン･ボルトン･ウッドなど新旧のオペラ歌手が競演する。<br />
  　 ブライアン･マクドナルドによる演出を元に、スチュアート･モーンダーが手を加え再演出。スーザン･ベンソンによる趣向を凝らした舞台とカラフルな衣装デザイン、やや大げさなエリザベス･ヒルによる振り付けも可笑みを増すのにひと役買っている。<br />
　 プラザートロ伯爵（Reg Livermore）と伯爵夫人（Judi Connelli）そして娘のカシルダ（Natalie Jones）をめぐるゴンドラの漕ぎ手たちと、その妻たちの陽気でたわいのないストーリー。小気味良いテンポで描いている今作品は誰もが楽しめるオペラと言える。</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p><strong>information</strong></p>
      <p>▼上演日時：10月2･4･10･13･17･18･19･24･25･26･29･31日、11月1･3日7:30PM〜、<br />
        マチネ10月6･13･31日、11月3日1PM〜<br />
        ▼上映時間：2時間50分（20分1回の休憩を含む）、歌英語（英文字幕）<br />
        ▼料金：$46〜$150 <br />
        ▼予約：(02)9318-8200（Opera Australia Ticket Services）、(02) 9250-7777（Sydney
        Opera House Box Office）<br />
        ▼Web: <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a></p></td>
  </tr>
</table>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/10/post_1.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/10/post_1.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Thu, 04 Oct 2007 16:59:53 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia　IlTrittico／三部作　プッチーニ作曲</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/09/01.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">磨きがかかったチェリル･バーカーの魅力満載</font></strong></p>
<p>　珠玉の1幕オペラを1つにまとめた連作「三部作」は、プッチーニが完成させた最後のオペラ。パリで観た人形芝居と、ダンテの「新曲」の地獄篇･浄罪篇･天国篇の3部構成にヒントを得て構想したと言われる。<br />
  　 各幕は1時間に満たないが、プッチーニの美しい旋律と歌が3幕にわたって存分に味わえるドラマ性に富んだ印象的な作品。ヴェリズモ風の暗い悲劇「外套」、宗教的な悲劇を描いた「修道女アンジェリカ」、プッチーニでは珍しいオペラ･ブッファ（喜劇的なオペラ）の「ジャンニ･スキッキ」という3つの異なる性格を持ったオペラで構成されている。<br />
  　 1918年に完成された同作品は、世界大戦のためにヨーロッパでの公演ができず、ニューヨークのメトロポリタン劇場で同年12月14日、初演された。今回のオペラ･オーストラリアの公演は、1973年のシドニー初演時と同様、モファット･オクセンボールド演出のプロダクションが再び手掛ける。各幕に登場する主役の女性を、オーストラリアの人気ソプラノ歌手、チェリル･バーカーが通して演じ切り話題を呼んでいる。最近、声と演技にますます磨きがかかり、オーストラリアの代表的なソプラノ歌手としての地位を築きつつあるバーカー。今公演では、実生活で夫のジョナサン･サマーズと共演。ともに国際舞台で活躍する2人の息の合った演技も作品の魅力の1つとなっている。<br />
　 また、第3幕でジャンニ･スキッキの娘のラウレッタが歌うアリア「私の優しいお父さま」は美しい旋律でよく知られる曲である。</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="02.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/09/02.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p>  <strong>■あらすじ<br />
  第1幕<br />
  「Il Tabarro／外套」</strong><br />
　 1900年ごろのパリ。セーヌ川に浮かぶ伝馬船の船長ミケーレ（Jonathan Summers）は、若い妻のジョルジェッタ（Cheryl Barker）と雇い人の沖仲士のルイージ（Denise
O`Neill）が恋仲であることに気付き、船上でルイージの首を絞めて殺してしまう。そこへ妻が戻ってきたため、その死体を自分の外套で包み隠す。  </p>
<p><strong>第2幕　<br />
  「Suor Angelica／修道女アンジェリカ」</strong><br />
　 17世紀後半のイタリア。7年前、公爵令嬢でありながら未婚で子を産んだため修道院へ入れられたアンジェリカ（Cheryl Barker）。遺産相続の件で修道院を訪れた冷徹な伯母（Milijana
Nikolic）から愛しい息子が2年前に死んだことを知らされ、絶望したアンジェリカは薬草で毒を調合し、死を選ぶのだが…。  </p>
<p><strong>第3幕　<br />
  「Gianni Schicchi／ジャンニ･スキッキ」</strong><br />
　 金持ちのブオーゾは遺産のすべてを修道院に寄付する遺言状を残して死んだ。遺産目当ての親類たちは怒り、ブオーゾの友人であるジャンニ・スキッキ（Jonathan
Summers）に相談する。スキッキは欲深い親族にあきれ果てるが、ブオーゾの親戚であるリヌッチオと婚約している娘のラウレッタにもせがまれて、問題解決に乗り出す。そして、スキッキは自分がブオーゾになりすまして、遺言状を書き換えることを提案する。その遺言状とは…。  <br />
</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="90"><p>▼上演時間：3時間30分（休憩2回）、歌イタリア語（英文字幕） ▼会場：オペラ･シアター（Opera Theatre,
        Sydney Opera House）▼上演日時：9月12･15･19･22･26日、7:30PM〜　▼料金：特別席$228、A席$183、B席$130、C席$99　▼予約Tel:
        (02)9318-8200（Opera Australia Ticket Services）、(02)9259-7777（Sydney Opera
        House Box Office）<br />
      ▼Web: <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a></p>
    </td>
  </tr>
</table>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/09/post.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/09/post.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 04 Sep 2007 15:30:47 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia　Rabbit Hole／ラビット・ホール</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="03.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/09/03.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong><font size="+1">心の傷をウィットに富んだ表現で昇華</font></strong></p>
<p>　2006年2〜4月にブロードウェイで上演された「ラビット･ホール」は、07年のドラマ部門ピューリツァ賞を受賞した、デイビッド･リンゼイ＝アベアーのドラマ作品。ある家庭に起こった不幸、心の葛藤を、家族や友人たちの交流を通して描く。ブロードウェイのヒット作品を多数上演するアンサンブル劇場の最新作であり、人間ドラマには定評がある同劇場のアーティスティック･ディレクター、サンドラ・ベイツが演出を手掛けている。<br />
　 比較的小さな劇場を目いっぱいに活用した2階建ての舞台セットで、キッチン、居間、そして子ども部屋を舞台に物語は繰り広げられ、観客はキャストに親近感を抱かずにはいられない。オーストラリア人人気女優のジョージー･パーカーを中心に息の合ったキャストの演技と、緊迫感の中にもユーモアを含んだ人間ドラマは、日常生活で起こり得る喪失と自責、深い悲しみを丹念に描き、最愛の人がいない世界での生き方を問う。</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="04.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/09/04.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p>  <strong>■あらすじ<br />
  </strong>　ベッカ（Georgie Parker）とハウイ（Mark Kilmurry）夫婦の幸せな家庭は、４歳の1人息子の交通事故死により一変。幼い息子を失った悲しみから夫婦の間には溝が生じ始めていた。夫のハウイは悲しみの中でもなんとか夫婦関係を修復しようと努力するが、ベッカは深い悲しみから抜け出せないでいる。<br />
  　 ベッカの母ナット（Lorraine Bayly）もまた、息子であるベッカの兄が麻薬中毒死したことの悲しみを抱えている。一方、自由奔放に生きるベッカの妹リジー（Queenie
  van de Zndt）は、短い恋愛で妊娠したことを告げ、家族をうろたえさせる。そんな中、夫婦の息子の死を招いた自動車を運転していた若者、ジョナサン（Jonathan
  Prescott）が訪ねて来る。家族との感情のやりとり、若者との面会によりベッカは次第に深い心の傷が癒されていくのを感じる。<br />
</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465" height="64"><p>▼会場：アンサンブル･シアター（Ensemble Theatre, 78 McDougal
        St., Kirribilli）▼上演日時：〜9月22日、火〜金8:15PM　土5PM、 8:30PM　日5PM　木11AM<br />
      ▼料金：$37〜$61　▼予約Tel: (02)9929-0644<br />
      ▼Web: <a href="http://www.ensemble.com.au" target="_blank">www.ensemble.com.au</a></p>
    </td>
  </tr>
</table>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/09/opera_australiarabbit_hole.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/09/opera_australiarabbit_hole.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 04 Sep 2007 15:20:19 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia　後宮からの逃走</title>
         <description><![CDATA[<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/08/01.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>　1782年ウィーンで初公演された「後宮からの逃走」は、モーツァルトが作曲した最初の本格的オペラ作品として知られる。ジングシュピールと呼ばれるドイツ語の歌芝居で、コロラトゥーラ的歌唱（ソプラノ独唱でよく行われる技巧的唱法）から超低音のバスまで、さまざまなアリアが盛り込まれており、モーツァルトの美しい旋律が存分に楽しめる。また、ストーリーも比較的単純で娯楽作品として楽しめる要素が強いのも特徴だ。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><font size="+1">国際空港を舞台にしたモーツァルトの現代版オペラ　エマ･マシューズの声量が光る</font></strong></p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/08/02.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p>　今回のオペラ･オーストラリア公演は2000年に初演され、その斬新な舞台設定が話題となったマイケル･ゴウ制作の再公演。ジョナサン･ダーリントンを指揮に迎え、ヒロインのコンスタンツェをオーストラリアの人気ソプラノ歌手、エマ･マシューズが初めて演じる。　<br />
  　 ストーリーはヨーロッパの旅人がトルコ人に捕らわれ、遥かトルコのハーレムに売り飛ばされるところから。<br />
  　 コンスタツェは捕らわれの身のままで、誠意あるトルコ太守セリムの愛情を受け入れるか、それとも婚約者のベルモンテの元へ逃亡するか、選択を迫られる。作品中では、ロバート･ケンプによる衣装――タイトなパンツ姿のヨーロッパ女性、黒いヴェールで身を隠すトルコ女性――が、トルコとヨーロッパの異なる歴史･文化を対照的に表現しており、現代のテロによる誘拐を想起せずにはいられない。と言っても物語は、報復より寛大な心と知恵をもってハッピーエンドで幕を閉じるのでご安心を。<br />
</p>
<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/08/03.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p>　 肝心のオペラは、ドラムやシンボル、ベルなどトルコ音楽の特徴を取り入れた異国情緒たっぷりの序曲に続き、故郷遠く離れた空港のトランジット･ラウンジを舞台に、ベルモンテを演じるアンドリュー･グッドウィンの若々しく新鮮なアリアで開幕する。ベルモンテの恋人、コンスタンツェ役を演じるエマ･マシューズは、ソプラノでも高音を要求される難役を迫力ある声量と演技で目一杯に表現。特に、第1幕でベルモンテと引き離された心情を歌うアリア「ああ、私は恋をしていました」は聴きどころ。トルコの番人オスマンには、イギリス人バス歌手のピーター･ローズ。そのコミカルな演技とバスの超低音とのバランスを巧妙に取りながら演じ、回を追うごとに存在感を増しているとの評にも納得。<br />
　 モーツァルトと国際空港、なんとも想像し難い設定ではあるが、現代版「後宮からの逃亡」は、優れたキャストの歌と演技が生き生きと作品に命を与えており、極上のエンターテインメントに仕上がった。  <br />
</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465"><p><strong>[information]</strong></p>
      <p>▼上演時間：2時間45分（20分休憩1回）、歌ドイツ語（英文字幕） <br />
        ▼劇場：オペラ･シアター（Opera Theatre, Sydney
        Opera House） <br />
        ▼公演日時：8月1･4･10日7:30PM〜 <br />
        ▼料金：特別席$228、A席$183、B席$130、C席$99 <br />
        ▼予約Tel:
        9318-8200（Opera Australia Ticket Services）、9259-7777（Sydney Opera House
      Box Office）、Web: <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a> </p></td>
  </tr>
</table>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/08/opera_australia.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/08/opera_australia.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Thu, 02 Aug 2007 15:23:49 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Opera Australia 2007年シドニー･ウインター･シーズン開幕</title>
         <description><![CDATA[<p>　オペラ･オーストラリアの恒例のウインター･シーズンが6月26日、｢セルビアの理髪師｣で華々しく開幕した。今ウィンター･シーズンはオペレッタからグランド･オペラ、そして伝統的作品から現代作品まで、バラエティーに富んだプログラムが予定されており、11月3日に行われる「ゴンドラを漕ぐ人」を最終公演に、全8作品が上演される。</p>
<p><strong><font size="+1">楽しさ満載のオペラを現代風にアレンジ。<br />
  斬新性を強調した新プロダクション</font></strong></p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/07/01.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■The Barber of Seville<br />
  「セビリアの理髪師」／ロッシーニ作曲</strong><br />
　
  <br />
　 ロッシーニのオペラの中でも最もよく知られ、親しまれているオペラ･ブッファ（軽快で愉快なオペラ）、「セビリアの理髪師」。主人公、床屋のフィガロは街の何でも屋。伯爵と町娘の仲立ちをして、結婚させてしまうという話だ。モーツァルト作曲の「フィガロの結婚」はストーリー的には後日談にあたる。今回の公演は西オーストラリア州で活躍するジョン･ミルソンによるオペラ･オーストラリア初の演出とあり、前評判も高い。<br />  
<br />
  <strong>○ストーリー</strong><br />
　 時は1930年代、場所はセルビアのヘルス･スパという現代風な設定。舞台上のアール･デコ調の装飾が観客の目を引く。フィガロはそのリゾートでヘア･サロンを経営している。若いアルマヴィーヴァ伯爵は街一番の美人、ロジーナにひと目惚れするが、ロジーナにはリゾートの持ち主であるバルトロという欲張りで厳格な後見人がいる。そこで、アルマヴィーヴァ伯爵はフィガロに相談。フィガロは箱入り娘のロジーナと伯爵を、後見人の目を盗んでめでたく結婚させるという、コメディー･タッチのストーリーだ。  <br />
　 フィガロ役には、2004年オペラ･オーストラリア公演の同題オペラでフィガロを演じ、好評を博したホセ･カーボが再び同役を熱演。町娘のロジーナにはソプラノ歌手のアメリア･ファルギアが始めて同役を演じるなど、歌と演技に優れたキャストが勢ぞろいしている。  <br />
　 第1幕1場、フィガロが舞台に登場する時に歌う「私は町の何でも屋」や2場のロジーナの華やかなアリア「今の歌声は」など、軽快なメロディーで愉快なアリアが随所に盛り込まれており、聴き所が多い。第1幕のフィナーレには思わぬ展開が待ち受けており、ストーリーは一気に佳境へ。オペラ･ブッファ最大の見所でもある。  </p>
<p>▼上演時間：2時間50分（20分休憩1回）、歌イタリア語（英文字幕）▼指揮：Richard Bonynge　（7月14日公演まで）Brian castle-Onion
  ▼上演日：7月4日､7日マチネ、10日､12日､14日､21日マチネ、24日､27日､31日、8月3日､7日､9日、11日マチネ、15日､18日､24日､30日</p>
<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="02.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/07/02.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■Il Trovatore「イル･トロバトーレ」／ヴェルディ作曲</strong><br />
  　 原作は15世紀のスペインが舞台だが、エルケ･ネイハード演出のこの作品では20世紀のスペイン市民戦争を舞台にしている。美女をめぐる兄弟の宿命の戦いをドラマチックに表現し、音楽は勇壮で流麗な旋律が続く、典型的なイタリア･オペラ。</p>
<p>▼指揮：Sir Richard Armstrong 　演出：Elke Neidhardt ▼上演時間：2時間35分（25分休憩1回)、歌イタリア語（英字幕）
  ▼上演日：7月3日､7日､11日､14日マチネ、17日､20日､25日､28日､30日、8月4日マチネ</p>
<p><br />
  <strong>  ■The abduction from the Seraglio<br />
「後宮からの逃走」／モーツァルト作曲 </strong></p>
<p>　トルコの後宮にさらわれた恋人、コンスタンツェを救出するためにトルコにやって来るベルモンテ。トルコを舞台に、当時の異国趣味がモーツァルトの音楽に反映されたオペラ。オーストラリア人ソプラノ歌手、エマ･マシューズが初めて演じるコンスタンツェに期待。</p>
<p>▼指揮：Jonathan Darlington　演出：Michael Gow ▼上演時間：2時間45分（20分休憩1回)、歌ドイツ語（英文字幕）▼上演日：7月13日､18日､21日､28日マチネ、8月1日､4日､10日<br />
  </p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="03.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/07/03.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■A Streetcar Named Desire<br />
  「欲望という名の電車」／アンドレ･プレヴィン作曲</strong></p>
<p>　テネシー･ウイリアムズ原作劇。4つのオスカーに輝いた、マーロン･ブランドとビビアン･リー主演よる同名映画は有名。ピアニスト、作曲家、指揮者として知られるアンドレ･プレヴィンが初めて作曲したオペラ作品。オーストラリアのベテラン･ソプラノ歌手、イヴォンヌ･ケニーをはじめ、若手のテファニー･スペイト、テディー･タフ･ローデスが出演する。オーストラリア初公演。</p>
<p>▼指揮：Tom Woods　演出：Bruce Beresford ▼上演時間：3時間20分（20分休憩2回）、歌英語（英字幕） ▼上演日：8月2日､8日､11日､14日､18日マチネ、25日､29日</p>
<p><strong>■Il Trittico「三部作」／プッチーニ作曲</strong></p>
<p>　珠玉の一幕ものを1つにまとめたプッチーニの傑作。世界の舞台で活躍するオーストラリア人オペラ歌手、チェリル･バーカー、ジョナサン･サマーズ、エリザベス･キャンベルが終結した豪華キャスト、素晴らしい演出で楽しさも3倍。</p>
<table width="150" border="0" align="left" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="04.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/07/04.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>○ストーリー<br />
  第1部　Il Tabarro「外套」</strong><br />
　 時は1900年ごろ。パリのセーヌ川に浮かぶ伝馬船の船長ミケーレは若い妻のジョルジェッタと雇い人の沖仲士のルイージが恋仲であることに気付き、船上でルイージを絞め殺す。しかし、そこへジョルジェッタが戻ってきたため死体を自分の外套で包み隠し…。<br />  
<br />
  <strong>第2部　Suor Angelica「修道女アンジェリカ」</strong><br />
　 17世紀後半のイタリア。7年前に未婚で子を産み修道院へ入れられたアンジェリカ。妹への遺産相続の件で修道院を訪れた厳しい伯母から、愛しい息子が2年前に死んだことを知らされる。絶望したアンジェリカは薬草で毒を調合し、死を選ぶ--。  </p>
<p><strong>第3部　Gianni Schicchi「ジャンニ･スキッキ」</strong><br />
　 金持ちのブオーゾは、遺産のすべてを修道院に寄付する遺言状を残して死ぬ。怒った親類は友人のジャンニ･スキッキに相談する。スキッキは自分がブオーゾになりすまして、公証人を呼び新しい遺言状を書き換えることを提案。その遺言状とは…。</p>
<p>▼指揮：Andrea Licata 　演出：Moffat Oxenbould ▼上演時間：3時間20分（25分休憩2回）､歌イタリア語（英字幕） ▼上演日：8月17日､22日､28日､31日､
  9月12日､15日､19日､22日､25日マチネ、26日</p>
<p><strong>■The Tales of Hoffmann「ホフマン物語」<br />
  　 ／オッフェンバック作曲</strong></p>
<p>　オペレッタで成功したオッフェンバックの本格的なオペラ。完成前に死去したため、友人のギローが後を継いで完成させた。主人公ホフマンの失恋を重ねたオムニバス形式の幻想的オペラ。</p>
<p>▼指揮：Richard Hickox 　演出：Elke Neidhardt ▼上演時間：2時間50分（20分休憩1回）､歌フランス語（英字幕） ▼上演日：　9月1日､11日､14日､17日､20日､25日､10月3日､6日､9日､12日､15日、29日マチネ</p>
<p><strong>■The Gondoliers「ゴンドラを漕ぐ人」<br />
  　 ／ギルバート＆サリヴァン作</strong></p>
<p>　オーストラリアの有名なエンターテイナー、レジ･リバモアをはじめ、ベテラン･オペラ歌手のジュディ･コネリーやジョン･ボルトン･ウッドが演じるカラフルなコメディー･オペレッタ。</p>
<p>▼指揮：Stephan Mould　演出：Stuart Mdaunder ▼上演時間：2時間50分（20分休憩1回）、歌英語（英字幕） ▼上演日：　9月18日､22日マチネ、27日､29日､10月2日､4日､6日マチネ、10日､13日マチネ､13日、17日､18日､19日､24日､25日､26日､29日､31日マチネ、31日､11月1日、3日マチネ、3日</p>
<table width="150" border="0" align="right" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <tr>
    <td><img alt="05.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/07/05.jpg" width="240" height="180" /></td>
  </tr>
</table>
<p><strong>■Tannhauser「タンホイザー」／ワーグナー作曲</strong></p>
<p>　官能の世界と清純な世界の両方を魅惑的に描いた、中世ドイツを舞台にしたロマンチックなオペラ。1845年ドレスデン宮廷劇場で初演されたオリジナル（ドレスデン版）と1861年パリの上演でバレエが拡大されて大きく改訂された（パリ版）、そしてその折衷版がある。主役タンホイザーはオーストラリア人テノール歌手グレン･ウインスレードとイギリス人テノール歌手リチャード･バークレースティールの2人が交替で演じる。</p>
<p>▼指揮：Richard Hickox 演出：Elke Neidhardt ▼上演時間：3時間50分（20分休憩2回）、歌ドイツ語（英字幕） ▼上演日：10月8日、11日､16日、20日、22日、23日、27日、30日、11月2日<br />
</p>
<table width="452" border="1" cellspacing="1" cellpadding="5">
  <tr>
    <td width="465"><p><strong>[information]</strong></p>
      <p>公演劇場：Opera Theatre, Sydney Opera House<br />
        公演時間：7:30PM（タンホイザー7PM）、マチネ1PM<br />
        予約：Opera Australia Ticket Services 9318-8200, <a href="http://www.opera-australia.org.au" target="_blank">www.opera-australia.org.au</a><br />
        Sydney Opera House Box Office 9259-7777<br />
        料金：特別席$228($145)、A席$185($114)、B席$130（$98）、C席$99（$67）、D席$54（$44)<br />
    （　）は「ゴンドラを漕ぐ人」料金</p></td>
  </tr>
</table>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/07/opera_australia_2007.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/07/opera_australia_2007.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Mon, 02 Jul 2007 15:44:51 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Trying／劇「トライイング」</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://theatre.25today.com/upload/2007/06/01.jpg"><img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/06/01-thumb.jpg" width="400" height="266" /></a>
大物 vs 若い秘書、同等の関係になるためには――
　元政界の大物と社会へ出て間もない秘書の、お互いの努力が試される物語「トライイング」。全く異なる背景を持った2人の人物が信頼関係を築いていく過程を、カナダ人劇作家のジョアンナ･マクレランド･グラスが実話を元に描いた。
　ルーズベルト大統領政権時の司法長官と、ニュルンベルグ裁判の裁判長を務めたフランシス･ビドルは81歳。新しい秘書のセーラは、カナダのサスカチュワン州出身の25歳。判事として輝かしい経歴をもつ老人ビドルが、孫ほども歳の離れた負けん気の強い聡明なセーラを秘書として迎えた日からストーリーが始まる。
　1967〜68年のワシントン。人生の末期にいるビドルは、最後の仕事として自叙伝を執筆している。妻が面接をしたという新しい秘書のセーラと対面するが、端から期待はゼロ。今までの秘書に随分失望していたからだ。どうせすぐ辞めるだろうと高を括り、初対面の挨拶も淡々と､セーラを歓迎する様子も全くない。
　高慢なビドルに反撥を覚えながらも、彼の要求をのみ、懸命に仕事をこなすセーラ。気難しい性格で、高飛車に命令するビドルの態度に耐えかねて時にはトイレで泣くこともあるが、仕事を立派にこなそうと努力を重ねる。一方のビドルも、そんなセーラの姿勢に今までの秘書とは違う、優しさと思慮深さを見る。
　そして、次第にビドルは彼女への態度を改めようと努力をするようになる。性別と年齢、立場を超えた信頼が芽生え始めたのだ。
　そんなある日、セーラが妊娠していること、夫とうまくいっていないことを知らされたビドルは、赤ちゃんを必ず産むよう泣き顔のセーラを励ます。だが、セーラのお腹が大きくなっていく姿を見守る一方で、老齢のビドルは事務所へ通うのもつらくなっていた。セーラは自宅でも仕事ができるようにと、テープに声を吹き込むディクタフォンの使い方をビドルに教え、それをセーラが事務所でタイプすることに。しかし、それも長くは続かず、ビドルの死期は刻一刻と近付いていた。
　そしてセーラの出産を控えたある日、ビドルが他界。主を失った事務所を片付けながら、セーラはビドルとの関係に思いを馳せる。仕事を通じていつしか友情にも似た、父娘のような深く暖かい絆で結ばれていた2人。その出会いはビドルにとっては人生最後の、若いセーラにとっては人生最初の大きな出来事となった――。
　オーストラリア初公演となる「トライイング」。アンサンブル劇場のアーティスティック･ディレクターである演出家のサンドラ･ベイツが2人の人間関係を知的に描き出した。死を予感する老紳士ビドルの心境を見事に演じたマイケル･クライグ。ビドルに冷たくされながらも、やがて彼の信頼と尊敬を勝ち得る秘書のセーラ、キャサリーン･マッグラフィン。ともに人と人との信頼関係が築かれていく過程を絶妙に演じている。
　古き良き時代の事務所の舞台セットと効果的な照明が、いっそう2人のキャストを生かし、洗練された出来栄えの「トライイング」となった。

information
▼劇場：エンセンブル･シアター（Ensemble Theatre, 78 Macdougall St., Kirribilli NSW）
▼公演日時：〜6月16日まで、火〜金8:15PM、土5PM･8:30PM、日 5PM 
▼料金：$37〜$61 ▼予約Tel: 9929-0644
▼Web: <a href="http://www.ensemble.com.au" target="_blank">www.ensemble.com.au</a>
]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/06/trying.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/06/trying.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Mon, 04 Jun 2007 17:28:13 +1000</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Pippin／ミュージカル「ピピン」</title>
         <description><![CDATA[<img alt="01.jpg" src="http://theatre.25today.com/upload/2007/05/01.jpg" width="400" height="266" />
　3度のオスカーに輝いたステファン･シュワルツ氏作曲･作詞によるミュージカル「ピピン」は、1972年にブロード･ウエイで初演後、計1,400回公演された記録を持つ作品。ブロード･ウエイではあのボブ･フォッシーの演出で大絶賛を受けた本作を、今回のシドニー公演では、2006年4月に発足したばかりのナショナル･ミュージカル･シアター･カンパニー「クッカバラ」が、新たな演出･キャストで贈る。久々の新劇団の誕生とあって各芸術界から大きな声援を受けた期待の同劇団が制作した、初の作品。
　オーストラリアの著名歌手、ピーター･カズンズ率いる、クッカバラ劇団による公演は、演出家に「シャウト」「ダスティ」「プリシラ」などの話題のミュージカルを数多く演出した奇才ロス･キャメロン、アーティスティック･プロデユーサーには「ボーイ･フロム･オズ」を手がけたことも記憶に新しいピーター･ロスなど錚錚たるメンバーをそろえたクリエイティブ･チームにより制作された。
　ストーリーは、偉大な父を持つ若き王子「ピピン」が、真の幸せと人生の意義を見つけ出すために旅をする成長物語。戦争やセックス､政治や宗教など世の中に溢れるありとあらゆる事物を体験しながら、人間のあるべき姿に気付いていく過程を、時にポップな、時に独創的な歌と踊りで綴っている。
　ストーリーの解説役（バート･ラボント）の「魔法の世界ヘようこそ」と、キャスト全員による「コーナー･オブ･スカイ」のダイナミックな音楽で開幕。青年王子ピピン(マシュー･ロビンソン)の王室家は、戦争好きな父のチャールズ王（デレック･メッツガー）、買い物好きでごく普通の妻を自称する義母のエストラーダ（リサ･カレンガム）と、ゲイのセオ（ロス･ハナフォード）の構成。ピピンは快適な宮殿生活から脱出して、自己発見の旅へと繰り出す。まずは、王国が戦争の最中にあることから、自ら一兵士となっての出兵を父に志願。戦争とは何かを知った後は、肉体の魅惑に惹かれてセックスに溺れるが、空虚感を払いきれない。やがて、世の正義に目覚めて同士と革命を決行、父である王の殺害を企てる。そんな中、1人の素朴な女性、キャサリン（シャロン･ミラチップ）と出会う。キャサリンと彼女の幼い1人息子の3人で、ぎこちないながらも一緒にしばらく生活することになったピピン。愛する人との生活に幸せを感じるものの、人生にはもっと何かあるはずだと、愛を振り切って2人の元を去る。しかし、やがてその愛以外には何もないと気付いたピピンはキャサリンの元へ戻り、長かった旅は終わりを告げる。
　今回は比較的新しいシドニー･シアターでの公演ということもあり、シンプルかつモダンな舞台デザインは一見の価値あり。反面、若き王子の成長物語というストーリーとマッチしない感も。ピピンを演じるマシュー･ロビンソンは、今回がミュージカル作品初主演とあって、その大役を演じきることに集中したせいか、自分のカラーを出すところまで至っていない印象が残る。解説役を演じるバート･ラボントも、少々演技力に欠けるのが気になる。一方、ピピンの祖母、バーサを演じるベテラン歌手のトリシャ･ノーブルは熟練の歌と演技で、キャサリン役のシャロン･ミラチップはコミカルな表現で、舞台を盛り上げてくれる。12名のオーストラリア人キャストが演じるブロードウエイ・ミュージカル。クッカバラ劇団、第一作目のチャレンジをあなたはどう評価する ? 

information
▼劇場：シドニー･シアター（Sydney Theatre, Hickson Rd., Walsh Bay）
▼公演日時：〜5月19日まで､水〜土8PM､土マチネ2PM､日マチネ3PM 
▼料金：$28〜$75 ▼予約Tel： 1300-888（Ticketek）、9250-1980（Sydney theatre Box Office）
▼Web: <a href="http://www.ticketek.com" target="_blank">www.ticketek.com</a>]]></description>
         <link>http://theatre.25today.com/2007/05/pippin_1.html</link>
         <guid>http://theatre.25today.com/2007/05/pippin_1.html</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Wed, 02 May 2007 11:58:33 +1000</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
